【記者会見現場レポート】診察室の「善意のすれ違い」を解く。Ubie「医療アクセス実態調査」発表会

皆さま、こんにちは。日本男性看護師會です。

本日、ヘルステックスタートアップのUbie株式会社より、医療迷子解決を目指すプロジェクトの最新調査結果が発表されました 。今回のテーマは、私たちが毎日目にしている「診察室でのコミュニケーション」です 。

記者会見で語られたのは、患者さんと医師、双方がお互いを思いやるがゆえに起きてしまっている「悲しいすれ違い」の実態でした。

■ 患者さんの2人に1人が「うまく伝えられない」

調査によると、患者さんの50.1%が「医師に症状をうまく伝えられなかった経験」を持っています 。 その理由の多くは「医師が忙しそうで申し訳ない」「時間を取らせてはいけない」といった、医療現場の多忙さを気遣う患者さん側の配慮でした 。

一方、医師の約8割(79.7%)は「患者さんからの情報が不足している」と感じており、医学的な意思決定を下すための情報が足りないという課題に直面しています 。

■ 決定的な「情報ニーズ」のズレ

現場の看護師として特に注目したのが、双方が求めている情報の質の差です。

  • 患者さんは「不安や心配」を分かってほしい +2
  • 医師は「症状の詳細、持病、服薬履歴」など客観的事実を知りたい +1

この「主観(つらさ)」と「客観(事実)」の情報のミスマッチが、診察の満足度や精度の壁になっています

■ 「先生に失礼かも」というブレーキ

また、患者さんの44%は「事前にメモを用意したり、スマホで調べた情報を見せること」に抵抗を感じています 。その理由は「医師を信頼していないと思われそう」「失礼になりそう」という、ここでも信頼関係への配慮がブレーキとなっていました 。

しかし、医師側は「症状の時系列整理」や「質問メモ」をむしろ歓迎し、期待しているという真逆の結果が出ています 。


日本男性看護師會としての提言

今回の記者発表会に参加し、改めて「看護師の役割」の重要性を再認識しました。

診察室に入る前の待合室や、診察の合間に、患者さんの「不安」を傾聴し、医師が求める「客観的事実」へと整理・橋渡しをする。それこそが、看護師が果たせる「医療迷子レスキュー」ではないでしょうか。

テクノロジー(Ubie)と、私たち看護師のヒューマンタッチが連携することで、この「善意のすれ違い」は必ず解消できると確信しています。


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